ごぼう茶 作り方と保存方法

ごぼう茶の坑酸化作用

 

 

ごぼうは、一般的には非常にアクの強い野菜と考えられているわけですが、実はそのアクの正体はポリフェノールなのです。

 

通常では、ごぼうは水でさらすことによってアク抜きをしてから料理に使われることになりますが、これはその栄養と美味しさを逃賀してしまっていることにもなるのです。

 

ごぼうの持つ抗酸化作用は、野菜の中でもトップクラスとなっています。さらに最近の研究によって、加熱して焙煎したごぼうの抗酸化作用は、さらにアップすることが分かってきたのです。

 

活性酸素を吸収する能力のことをORACと呼んでいます。このORACは、食物の中にどの程度の坑酸化パワーがあるのかどうかということを表すものです。つまり、このORACの値が高ければ高いほど坑酸化作用が強いということを表すことになります。

 

例えば、ホウレン草のORAC値は3000弱となっています。ブロッコリーが1500あたりであり、ニンジンやタマネギ、セロリといったところは1000前後となります。生のごぼうはどうかと言いますと、2000を少し超えたところです。

 

これでも十分にORAC値が高いわけですが、これが加熱したごぼうになると、何と6000近くにまで跳ね上がるのです。

 

また、焙煎したごぼうは、焙煎前のごぼうよりも約1.5倍のORAC値になります。つまり、これはごぼう茶がいかに坑酸化作用が高いかをあらわしていることになるわけです。